オーダースーツは、市販のスーツと違い個人の身体を採寸してその人に合ったサイズで作成します。気に入った生地が選択できて自分の好みに合ったものが作れることが特徴です。身長や体系が特殊で自分に合うものがなかなか見つからな場合にもお勧めです。以前はオーダースーツというととても高級なイメージでしたが、最近ではリーズナブルな生地を使用して手の届く範囲の料金設定も出てきました。

せっかく体に合ったスーツを作るのでしたら季節を問わず長く着られるデザインや生地がお勧めです。あまりにもオリジナリティーあふれる生地やデザインにしてしまうと着られるシーンが絞られてしまいたり流行に合わせて作ると次の年に着られなくなってしまう可能性があります。長い時期に着る場合、ジャケットは背抜き(背中の部分の裏地が無い物)にして少し寒い場合はベストなどで調節できるものが良いです。ズボンでしたら流行にあまり左右されないストレートがお勧めです。

生地は厚地の物ではなく毛羽立ちが少なく薄めのウールでしわになりにくい生地を紹介してもらうと分かりやすいです。色も大切です。グレーや紺などの落ち着いた色の物は中のシャツをカラーの物にすることで雰囲気を変えられるので良いと思います。暗すぎない色の方が少し暖かい時期になっても着やすいです。

オーダースーツは出来上がってみないと分かりませんが、依頼するお店で作ったオーダースーツの見本をよく見ることが重要なポイントです。サイズは違っても縫製の技術はあまり変わらないので、ポケットの入り口が丈夫に縫われているかミシンの縫い目がまっすぐに縫われているかズボンやスカートのすその縫い目が目立っていないかチェックしてみましょう。自分に合った素敵なオーダースーツを手に入れてください。